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関東暮らしアラサー野郎の婚活記録

仕事との向きあい方、2017年

人間は窮地に立ってこそ本性が出ると言います。

その意味では、私は窮地に立ったことがなかったのでしょう。

人生半ばで恥ずかしいのですが、今までそんな自分に気づくことすらできませんでした。

私は私自身が穏やかな人だと思っていました。

しかし、昨年夏までに家族と一緒に居た環境はすべてに無理があり、それを続けることで私が座屈して壊れてしまいました。

頑張らなければいけない私も下手に無理をしたのもありますが、会社も私に甘えるものですから、何でもかんでも私に依頼してきて、その割にすべてお任せにされて、業務に関して相談したり聴いているのに、ある程度出来上がったところで付け上がって好き勝手に叱りつけるので、憤慨してしまいました。(後に部長から謝罪されました。)

それからはきちんと仕事量を考えてくれるようになって仕事をやりやすくなりましたが、その時には既に独りになっていました。

 

仕事は続けていますが、家族は無くしてしまいました。

家族のために選んだ今の仕事・・・続ける意味はあるのか!?と考えたのですが、もういい年なのでしばらくはこの仕事を続ける=転職はしない方向にしました。

仕事は不条理なことだらけですが、良いこともあります。その良い点でだけ頑張って、不条理なことはさらっとすませばよいと思ったのです。100点はどこに行ってもありえないと思います。

 

社員の成長が云々とか社長は言いますが、社長が言う成長とは誰にとっての成長なのか考えた時、それは自分にとっての成長と結び付けることができなかったので、自己解釈をしっかりして自分を成長させるための仕事の仕方を自分で考えようと思いました。

だから、自分は自分がしたい仕事だけに力を注ぎます。他は手っ取り早く手仕舞いすることばかり考えるようにしました。

この会社の仕事はすべて専門業務なので、力を注ぐという判断基準は業務能力ではなく、すべて人間関係によるものです。

(理系の専門知識が必要な場面で私は抜擢されることもありますが、指名されない限りは敬遠します。)

人間関係の上で私の心に潤いをもたらしてくれる仕事は質を含めてきちんとやりますが、それ以外は最小限にしかやらない、極力係わらないことにしました。

自分とその周囲のことだけを最優先にして、さっさと帰ることだけに徹します。周囲を観察しますが、自分から仕事は探しに行きません。仕事がなだれてこちらに来そうな時だけ手助けして、手早く身を引きます。

そんなドライな仕事のやり方ですが、こうでもしなければ早く帰ることができませんね。

 

私の隣に座っている同僚(技術)は自主的に電話番をしたり、難しい仕事を負っているのですが、あくびの回数もぼーっとしている回数もとても多くて仕事も遅くて業務効率が著しく悪いです。

仕事は遅いですが業務品質は高いので適材適所で仕事をしていますが、その分他の人に業務が回ってしまうのです。

それは仕方のないことだと思っていましたが、最近は品質すら怪しくなってきているので(手直しを私がすることが増えた)、単なる給与泥棒と化してしまうのではないか心配です。

正直なところその人のことが心配ではなく、こちらにどさっと業務が降りかかってくるのではないかと心配です。

 

ちっぽけなひとりの人間の力・・・私は会社では微々たる戦力にしかならない。そう思ったら、私は私がやりたいことをできる分だけやればいいのですね。会社は私を幸せにしてくれないといけません。幸せになるために私は活動しているのです。

自分自身のやりたいことを見付けることもとても難しいことだと思いますが、私はその点でのハードルが低いと思ったのです。(そんなお高いものは私は会社には求めていないというのもあるでしょう。)

今の会社で潤滑油になれれば良いとだけ思っているので続けられているようなものです。

みんな自分勝手に発言しているだけの組織なので人間関係は良いものだと思っていません。

見切りをつけて余計な仕事をせずさっさと終えて帰ることに徹するようになった結果、だいぶ自由な時間を持つことができましたし、心の余裕もだいぶできてきました。

今までしゃかりきにしていた私の変貌っぷりを察した同僚の私に対する冷ややかな目を感じることもありますが(半数ぐらいはさくっと仕事から上がる私に賛同しているように見えます)、全員の納得を得るのは不可能ですし、私は台風の目のように扱われているような気がたまにするので、正直どうでもよいです。

がみがみ言われても別にどうでもよいです。早く帰ることができてお給料が支払われればそれでいいです。

私を選んだのは会社ですが、そもそも会社を選んだのは私。

会社での仕事と評価のつながりは出来レースなので、成果は期待できないことがやっとわかりました。私は馬鹿なので気付くのにまる3年もかかりました。

むろん会社での仕事にやる気など出るはずもありません。

技術職ではありますが、迷惑をかけない程度の質で仕事を進めること。さくっと片付けることが一番、できないものはできないとはっきり言う。(他の人にやってもらえばいいじゃないかという態度を取る。)

そもそも私に興味のある人はおらず、私のことを蹴落とそうする人はいても高く評価しようとする人はいないので、私は正直早く帰れればどうでもいいと考えています。

今まではわいわいと談笑しながら仕事をすることを夢見ていましたが、この社風と私に対する風当たりの強さでは無理だと想いました。

なんで風当たりが強いか社長に説明されたこともありましたが、学歴や住んでいるところや秘密主義(家庭環境を明かさない)が原因と言われたので、もう無理だと思いました。

田舎者ということばがありますが、これは地域を指すのではなく、他の地域に住んでいる人を馬鹿にしたり軽蔑することを言うのだと思います。

残念ながらこの会社にはそういう風潮があるので、私は秘密主義にならざるを得ないのです。すべてが噛み合わず自己表現すらできないのです。

 今まではやりたい仕事基準で会社を選んでいましたが、この会社はそうではなかったので、今この現状ではすべてに関して妥協ができるのです。

上記のようなことを意識していたら、意外と仕事がうまくいくようになりました。結局は早く仕事ができればいいのです。無理だと思ったら頑張らないのです。早めに手を上げるのです。

 

その一方、早く帰ることができる日が増えたら、今度は部長が「もう帰るのか」という目で冷やかに見てきました。

「残業多すぎるぞ、どうして仕事を片付けられない?」と怒っていたのに、今度は逆に怒られそうです。

何をやっても怒る人に評価を求めてはいけないのです。だったら好きなように働かせてもらおうと思ったのです。働いた対価として給料を支払ってもらい、足りない分は副業でもして賄うしかないのかなと思いました。

とりあえず、今はそれで生きていけますが、今後はさらに会社に依存しないようにするために自分で稼ぐことを考えなくてはいけないと奮い立っている次第です。

会社での仕事が繁忙期のときは仕方ないですが(税金が無駄に高くならない働き方だったら我慢する)、他はオンタイムで出社して、インタイムで退勤(※)できればと思います。

※インタイムで退勤=早めに仕事が仕上がるように計画を立てて実行すること。

 

同じ会社で働くのも5年目。あと3年も経てば給与は固定制になります。既に給与は上がらなくなってしまいましたし、この先の目処もありません。

再就職しても社畜として雇われる以上、特殊業務に就かない限りこの点は自然解消できないでしょう。

今後とも如何に早く帰るかだけに焦点を当てることはさらに加速するでしょう。そのうち同じ業務量でもあくびできるぐらいの余裕ができるといいなと思っています。

そういう意味では会社における業務的なスキルは磨いていけないといけません。1日10時間も削ってしまっている自分の人生だから楽しんでいこうと取り組んでいます。

 

そんな技術従業員です。こういう人も必要かと思うんですけどね。会社に仕立てられて、まんまとはまった可能性もあります。私はかえるみたいな人ですから・・・それを見抜いて雇ってくれたのかもしれませんね。

灰汁の強くなった今、こんな私を雇用主が知っていたら・・・どうなんでしょうね。笑