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関東暮らしアラサー野郎の婚活記録

2017年04月22日:Eさん@交際3ヶ月(仲人協会成婚退会)

仲人協会が定めている交際3ヶ月の日がやってきました。その日は土曜日で私は休みでした。彼女は仕事でした。

前夜に彼女の部屋に泊まって、朝に仕事へ送り出してから成婚退会のために有楽町の東京都仲人協会へ行ってきました。

誰もが感じることだと思いますが3ヶ月で成婚退会は短すぎます。まだ成婚していません。3ヶ月で入籍する人は世の中ではそう多くはないようですから、仲人協会が定めている成婚退会の実際は「成婚の意図を持った退会」です

 

成婚退会へ至ったプロセスと、その手続きに関して記録を残しておきます。

手記のまとめとして、また今後これを見て誰かが成婚に役立ててくれることを期待して詳しく書いておきます。

 

成婚退会として良いかどうかの判断

交際を開始してから果たして成婚の意図を持って退会できるのか、自問自答した時期は勿論ありました。

交際開始は1月22日です。このブログを読み返すと、3月4日3月12日の記事で私自身の葛藤がありました。けんかしたわけではありませんが、3月4日に軽い衝突があり、3月12日のデートでどうやって彼女と接したらいいかを考えています。

私自身きっと大きく前進したと思っているのは、3月18~19日に私の部屋で一緒に過ごしたときでした。彼女から私の部屋に行ってみたいと提案して叶ったのですが、外ではできないこと、様々なことを共にすることで身近に感じました。

今も思いますが、外にいるときはとても素っ気ないのに内にいるときはがらっと雰囲気が変わりました。そこで初めて彼女の本性を知り、お互い垣根を越えた感じがします。

精神的なことは勿論ですが、直感で感じる生理的なことはそれと同じかそれ以上にとても大切だと思います。それはお互い選んでからお見合いしているので、詳しくは省略しますが、やはり一緒に一晩過ごしてみるべきです。

追伸)仲人協会で撮影する写真は正直あまり映りがよろしくありません。私も彼女も同じことを話しています。しかし、そこを基準に選んでいるので直接会うと意外とよかったりします。そのため、あえてあまり飾らない(盛らない)のもいいかと思います。(今さらの話題ですが。)

 

私は億劫なので自分からパートナーの家に行くことはすぐには提案しませんでしたが、彼女から1ヶ月が経ったあたりに提案されました。年下ながらしっかりしているなと思いました。(知らない人と一晩過ごすのは抵抗があるので、個人的には1ヶ月ぐらいは外で会っておきたいものです。)

その日を境に彼女と衝突することがなくなり、デート中の細かい衝突でいらっとされる回数も格段に減りました。余所余所しい感じもなくなり、自分から自分のことを話してくれるようになりました。それまでは聴いても限られたことしか話してくれなくて、交際を開始していても、私のことは好きかどうかわからない他人様という意識が強かったのかもしれません。(私もそれまで好きかどうかわかりませんでした。)

交際2ヶ月を過ぎたあたりで彼女から「交際3ヶ月で成婚退会は早いと思うけれどもそこで恋愛感情が生まれなかったら一緒にならないんじゃない?」と言っていました。交際開始のときは、恋愛はしたくないと突っ撥ねていたのに、彼女の人柄が少しずつ変わっていきました。他人からパートナーに意識が移行していったように思いました。そんな彼女の変化を少しずつ感じて好きになっていきました。今はお互いがお互いを好きと感情表現できるようになりました。

感情移入かと言われればそうなのかもしれませんが、恋愛のためではなく結婚して一緒に生活をするためであれば、そういう時期があっても良いと思います。

それをきっかけにパートナーの人間性や素直な感情を見たり感じたりすることで人情が生まれ、思い遣りの繰り返しから恋心が生まれるのは普通の恋愛と一緒でした。

最初から好きか嫌いかを決めるのではなく、自分の鏡と思って接するようにすれば、少しずつ変わるのかもしれないと思いました。すべてのケースに当てはまるとは限りませんがそこで合うようであれば、それは自分に相応しいパートナーになるかもしれないと思いました。

以上が私の思う精神論です。あとはプロフィール次第でパートナーを選べばよいと思います。(お見合いの時点で既にふるいにかけられていると思いますのでここでは省略します。)

 

このようにお互いの理解を進めましたが直前になって想いをくつがえすようなことや、悩むことはありませんでした。

仲人協会の私の担当が仰ってましたが、中には一緒に旅行に行って衝突して帰ってきたり、4時間以上は一緒にいることができないカップルもいるようです。

内見合い、外見合いをしたら大概うまくいくのかと思っていたらそうでもないようで、けんかの相談も仲人協会で受けることがあるようです。「もう無理・・・」「続かない・・・」などという相談も実際にあるようです。実際にそこで終わってしまうカップルもいるようです。現実は難しいようです。

私も正直他の人のお見合いでそれを感じたことはありました。彼女は初対面のときからそれがありませんでした。彼女と一緒にいると気兼ねがないので、いつなんどき一緒にいても心地が良いと思いました。ただお友達という感覚ではなく、きちんと女性として向き合うことができています。

彼女から見た私は、一緒にいてラクだということだそうです。精神的にも環境的にも束縛するものがないので選んだという感じでした。

彼女は私に対して外見でどうこうというのはあまりなかったようで、先日私が髪を切ったのに指摘してこなかったので、「切ったのわかる?」と聴いたら率直に「えっ、わからなかった。」と言っていました。体格などもあまり興味がないようです。好きな男性のタイプは?と聴いたらいないと言っていました。ちょっと変わった人かもしれないので、参考にならなかったらすみません。

彼女は結婚したいが第一でしたが、退会を前にしてこれからもきちんと男性として向き合うことができると伝えてくれました(言葉だけではなくて伝えてくれた…)。彼女は私に守ってもらえるという実感が幸せに結びついているようです。

こうしてお互い支え合う中でどうして欲しいか、どうやって共に生活していこうかひとつひとつ紡いで確認した結果、二人で成婚退会をしようと決めました。

私は何度も外見合いをしていますが、仲人協会の担当から聴いた話でも彼女は私だけしか外見合いをしていなかったらしく、交際に至ってはお互い初めて同士でした。

私もそうですが、彼女も口うるさい人ではありません。良い意味結構大雑把に見えました。仕事はとても真面目みたいですが…だからこそ早かったのかもしれません。

いろいろ条件を付けると時間がかかってしまうかもしれません。その間にもチャンスが遠のいてしまったとしたら惜しいと思います。

初対面は自分のこころを真っ白にして内見合いに挑むことができれば、今までにない出会いがあるかもしれません。

難しいところではありますが、純粋無垢を装うのとは違います。

私はそうですが、彼女もたぶん幾人と付き合ったことがある感じです。友達とではなく異性としての接し方ができているのになぜお見合いに・・・と思いました。

彼女にも聴きませんが、私も彼女から過去のことは一切聴かれません。そういうことも良いと思いました。お見合いしないと逢うことのできない人だとは思いますが、逢うべくして逢った人かと思いました。

昔は昔、乗り切ってきたものがある人は強いと思いました。初めて年下と付き合っているのに、そうは思えないのはさすが女性だと思いました。素敵な人と出逢うことができたと思います。

 

成婚退会の手続き

成婚退会の際は成婚料を支払います。2017年4月現在、税込みで216000円となっています。

交際開始から3ヶ月以内に支払うことになっています。つまり、2ヶ月でも成婚退会をすることができるということです。ただでさえ3ヶ月は短いのに、そんなにぱっと決められる人は少ないと思っているのですが・・・

支払いは仲人協会へ行くか、振込にすることができます。振込の場合は振込先を教えてもらうことになります。

私たちの場合は彼女分の成婚料は預かって、私がまとめて支払いました。

この日、初めてブースで振る舞われたお茶をひとりで飲みました。お菓子も初めて食べる気になりました。

成婚退会の手続きをしながら、これまでの交際を振り返るような話をしたり、これからの話(結婚式をするのかとか)を話しました。

私たちは結婚式をしませんが、ウェディングはした方が良いとアドバイスを受けました。幼稚園などでそういう話になり、子どもから見せてと言われることがあるようです。そのときにないというのは寂しいようです。

カジュアルな写真で良いと思うのですが、そこはまた彼女と話し合いたいと思います。実は彼女、ドレスが似合うようになるべく今頑張っています。着たくないと言っていたのですが、私への感情が変わって行ったように、これについても変わっていくのではないかと少し期待しています。今すぐに話すと気に障るかもしれないので、じっと待っていたいと思います。(子どもができるまでだったらいつでもよいと思っています。)

それから私たちに関連した仲人協会の人たちからの祝辞を聴きました。口頭ではありましたが、門出な感じがしました。

退会にあたってはこの日を以って二人の個人情報が末梢されると言っていました。仲人協会の担当がこちらに連絡をすることは不可能になるそうです。こちらから連絡する分には問題ないそうです。

私たちはここまで二人で考えて二人で解決してきたので特段何も思いませんが、ここまでけんかしたりで仲人協会の担当に相談してきた人にとっては無愛想だし心許ないなと思いました。これからも心配してよ、これからも幸せを願ってよ。なんか、はい、終わり!みたいな感じがしました。

ただ、実際のところはこれからがスタートであり、お互いの両親への紹介もこれからなので、やることはたくさんあります。

 

婚活は次のステージに入りました。基盤固めはこれからも続きます。これからは仲人協会を通してではなく二人だけの婚活となります。

だめだったら次の人を紹介してもらえばいいやという後ろ盾は無くなり、お金も支払って退会してきたので、今後はますますお互いがお互いを大切にするようになるのではないかと思っています。

もちろん、そんな後ろ盾やお金に翻弄されてはいません。むしろ心強いパートナーができて幸せになりつつあります。不安はほとんどなく、期待の大きい門出となりました。

 

4月に入ってからこのブログへのアクセスがとても増えています。どこにもリンクを貼っていないのに、どちらからいらっしゃっているのでしょうか。ひょっとしたらお世話になった皆さまはご覧になっているでしょうか。拙い文章ではありますが、改めて感謝の気持ちを伝えます。ありがとうございました。